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ソーラーカーポートの設置までの流れとは?導入のスケジュールを解説

公開日:2023/04/15   最終更新日:2023/12/11


ソーラーカーポートとは、カーポートの屋根に太陽光発電装置である太陽光パネルを設置したものです。太陽光発電は住宅の屋根などに設置することが一般的ですが、カーポートの屋根に設置して太陽光発電を導入することもできます。今回は、ソーラーカーポートの種類と導入のスケジュール、設置する際の注意点について解説します。

ソーラーカーポートの種類

ソーラーカーポートは、大きく分けて2種類に分類されます。ここではそれぞれの特徴について解説します。

太陽光発電一体型

太陽光発電一体型とは、カーポートの屋根と太陽光発電パネルが一体となっているカーポートのことです。そのため、余分なスペースがなくフラットな見た目が特徴です。また、屋根の端から端までがパネルになっているため、より多くの発電量を得られます。

太陽光発電搭載型

太陽光発電搭載型とは、屋根の上に太陽光パネルが後付けで搭載されたカーポートのことです。屋根と太陽光パネルが別々のため、太陽光パネルの設置角度を調整できるのが特徴です。また、パネルとカーポートの一体型ではないため、導入コストを下げられます。

ソーラーカーポート導入のスケジュール

ここでは、ソーラーカーポートの設置を決めてから、実際に完成するまでの建築の流れについて解説します。

現地調査および見積り

ソーラーカーポートの価格は、1台用が約150万円~、2台用が約190万円~、3台用が約250万円~が目安です。まずは現地調査をしたうえで、概算で見積りを出します。

地盤調査

ソーラーカーポートを設置する際は、事前に地盤を調査します。この調査を疎かにすると、カーポートが傾いたり、倒れたり、風圧などに耐えきれずに吹き飛ぶこともあるため、入念に調査します。

建築申請

事前に自治体による検査を受けなければいけません。「建ぺい率」や「容積率」、そのほか法律に準じているかどうかを、あらかじめ申請してチェックしてもらう必要があります。この手続きを「建築申請」と呼びます。

工事着工

自治体からの建築許可が出れば、工事着工です。カーポートに太陽光パネルを設置する後付け工事であれば、約1日ほどで工事が完了します。カーポートをゼロから導入する場合は、規模により大きく異なり、約4日〜3ヵ月ほどの工事期間が必要です。

引渡し

設置工事が終わると、自治体に完了報告を出します。当初の建築計画どおりに建築されたかどうか再チェックしてもらい、問題なければ検査済証を受領して引渡しとなります。

ソーラーカーポートを設置するときの注意点

ソーラーカーポートを設置する前に、あらかじめ考えておくべき注意点があります。ここではその注意点について解説します。

設置コストが高額になる

ソーラーカーポートは、駐車2台分の大きさで、150万円~200万円程度の初期費用が発生します。やみくもに初期費用を抑えようとすると、悪質な施工業者に依頼してしまう可能性があります。そうならないために、事前に複数の業者に見積りを依頼し、適正な相場を知るとよいでしょう。また、ソーラーカーポートは、継続的に売電収入を得られるため、相対的にプラスになるのかよく検討すべきです。

建ぺい率に注意する必要がある

ソーラーカーポートは、建築基準法上の「建築物」に該当します。そのため、ソーラーカーポートを導入する際には、「建ぺい率」を守りらなければなりません。建ぺい率とは、敷地面積に対する建設面積の割合であり、建物を真上から見た時に、敷地に対して建物が占める割合を意味します。ソーラーカーポートは、建築基準法にのっとったものであるか確認したうえで設置する必要があります。

 固定資産税が発生する場合がある

一般的に発電量10kW以上の太陽光発電システムに対しては、固定資産税が課税されます。そのため、すでに家の屋根にソーラーパネルを設置している場合は、合わせて10kW未満になるようにパネルの発電量を調整する必要があります。住宅全体の合計発電量に注意しながら設置を検討しましょう。

十分な発電量が得られない可能性

ソーラーカーポートは住宅の屋根に設置するより、高さが低くなる特徴があります。そのため、隣接する住宅など周囲の建物が日光を遮り、ソーラーカーポートの発電量を低下させてしまう可能性があります。あらかじめ、設置に適した場所かどうか、販売店や施工業者に相談しておくとよいでしょう。

定期的なメンテナンスが必要

ソーラーカーポートは、メンテナンスフリーではありません。施工業者やメンテナンス業者による定期的な保守点検が必要です。メンテナンスを含んだ年間の維持費用は、規模によって違いますが、おおむね3~10万円程度です。あらかじめ、売電収入と維持費用の収支バランスを調べておくとよいでしょう。

まとめ

電気料金が上がっている昨今、カーポートの屋根で発電できることは大きなメリットです。絶好の空きスペースを有効活用するために、ソーラーカーポートの設置も視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。初期費用は掛かるものの、十数年で初期費用を回収できるのは、大きな節電効果につながります。設置場所さえ確保できれば、有効な投資になる可能性を秘めています。もし気になったら、まずは見積りを取ってみてはいかがでしょうか。

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株式会社神谷サンプラス
株式会社神谷サンプラスの画像 引用元:https://kamiyasunplus.co.jp/solar/

株式会社神谷サンプラスは、太陽光事業を20年以上提供し続けている会社です。
住宅に関する様々な事業を展開し、創業70年以上の豊富な実績とノウハウで多角的な提案を行います。
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