太陽光発電で失敗してしまう理由とは?防止策を事前に考えよう!
太陽光発電の普及で、自宅に太陽光パネルを設置する家が増えたと感じる人も多いでしょう。環境への配慮や設置費用の低価格化により、今後はさらなる増加が見込まれています。多くのメリットがある太陽光発電ですが、中には購入や設置をめぐってトラブルになるケースもあります。今回は失敗の理由とその防止策について解説をします。
太陽光発電の失敗事例
太陽光発電の導入における失敗にはどのようなものがあるのでしょうか。具体例を見てみましょう。
相場よりも高額な契約をしてしまった
太陽光発電の契約は100万円を超えることもある高額なものです。しかし、ほとんどの人が太陽光発電について相場観を持っていません。そのため、業者の言われた通りに契約する人も少なからずいます。相場からかけ離れた金額を提示されても、それが高いとは気づかないのです。
発電量が予想より少なかった
設置前に業者から説明を受けた予想発電量より、実際の発電量が少なかったというトラブルです。太陽光発電の経済的メリットは誰でも期待するものです。しかし、思っていたような発電量が出なければそのメリットを受けられなくなってしまいます。
雨漏りなどの施工不良が発生した
雨漏りは屋根に太陽光パネルを設置する場合に起こりうる問題です。設置工事の際にビス止めや建材の一部撤去などを行いますが、工程に不備があると雨漏りが生じる原因になります。
周りの家とトラブルになった
周囲の家とのトラブルとして代表的なものが反射光です。北側の屋根などに設置したパネルが太陽光を反射し、隣家へ差し込むことでクレームとなります。また光のほかにも、パワーコンディショナーの動作音が原因でクレームになるケースや、パネルに積もった雪が滑り落ちて隣家の建物を破損させるケースも発生しています。
設置業者が倒産してしまった
設置業者が倒産してしまうと、設備保証やアフターフォローが受けられなくなります。会社の倒産自体は購入者個人の力ではどうすることもできない事態です。しかし、契約前に業者の倒産リスクについてある程度調べることはできます。慎重に業者を選び、少しでもリスクは減らしていきましょう。
補助金がもらえなかった
多くの自治体が太陽光発電に対して補助金を出しています。しかし、せっかくの補助金が支給申請の漏れや手順を間違えたなどの理由でもらえなかったケースも聞かれます。手続き方法や適用条件は自治体によって異なるので、直接問い合わせするなど確認はしっかり行いましょう。
太陽光発電で失敗してしまう理由
ここまで失敗例を見てきましたが、失敗してしまうのには理由があります。ここでは、失敗の理由として考えられるものをピックアップしました。
技術不足の業者を選んでしまう
太陽光設備の設置は電気工事士の資格が必要な専門の高い工事です。特に売電も視野にいれた工事であれば設置パネルの大きさや重さはかなりのものになります。そのためしっかりとした設置技術は欠かせません。
しかし、近年の太陽光発電ブームで技術不足の業者が多く出てきているのも現状です。施工不良が発生しないためにも、しっかりとした技術を持った業者を選ぶようにしましょう。
見積もりを取らずに契約をしてしまう
価格で失敗する主な理由は相場を知らないからです。いくら太陽光発電にメリットを感じても、業者の言い値で契約することはおすすめしません。必ず複数社の見積もりを取り、相場観を持った状態で契約をしましょう。
価格だけで選んでしまう
見積もりによる比較検討が必要な一方で、価格が安ければ良いわけでもありません。業者によっては工事や手続きの一部を簡略化して価格を下げている事例もあります。不自然なほど安い価格になっているときは安くなるだけの理由が必ず存在します。すぐに飛びつかずに、なぜ安いのかの原因を探してみましょう。
発電量のシミュレーション根拠を知らない
シミュレーションは屋根の角度や方角、日照時間など様々な点を考慮して計算されています。また雨の日や発電時のロスを加味して発電量を出す必要もあります。こうした条件について知らないと、実際の発電量がなぜシミュレーションと違うのか分からず失敗だったと感じてしまうでしょう。
太陽光発電で失敗しないためには?
では、失敗しないためにはどういった行動が適切なのでしょうか。詳しく解説します。
見積もりで相場を知る
一般的な費用はネットでも簡単に調べることができます。しかし、屋根の形状などにより工事費用は大きく変わってきます。正確に相場を知りたいのであれば、複数の見積もり比較が一番でしょう。見積もりで相場を知ればサービス内容についても理解できるようになり、良い契約が結べるようになります。
業者の実績や評判を収集する
ここまで見てきたように、太陽光発電では業者選びが非常に重要です。高い金額を提示されたり、施工不良が起きたり、倒産する可能性があるなど業者選びにはさまざまなリスクがあります。こうしたリスクを回避するためは、事前にしっかりとした情報収集を行うことが欠かせません。
これまでの施工実績は十分か、雨漏りなどを引き起こした事例はないか、保証やアフターフォローが充実していて評判が良いかなど、ネットやSNSなどを使って調査しましょう。また可能であれば、実際にその業者に施工してもらった人から話を聞いてみる、自宅を建てた建築業者に評判を確認するのもとても良い方法です。
発電量シミュレーションは条件をしっかりと確認する
前述したように、シミュレーションは前提条件が大切です。業者から予想発電量を出された際は、まず日照時間や雨の日の条件など算出根拠を確認してください。もし根拠がよく分からないときは、納得するまで説明を求めるようにしましょう。
今回は太陽光発電の失敗の理由と防止策について解説をしてきました。もしかすると、ここまでの内容で「太陽光発電はリスクが高い」と感じてしまった人もいるかもしれません。しかし、実際にはどの事例についても信頼できる業者を選べば回避できる問題です。豊富な実績と高い技術力を備えた業者を見つけ出すことができれば、失敗の可能性はかなり低くなります。
そのためには丁寧なリサーチを行い、納得するまで説明を受けることが一番です。太陽光発電は高額な買い物である以上、失敗しないためには備えすぎるということはありません。良い業者にめぐり合い、あなたの太陽光発電が満足できる結果になることを願っています。
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引用元:https://kamiyasunplus.co.jp/solar/
株式会社神谷サンプラスは、太陽光事業を20年以上提供し続けている会社です。
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