家庭に太陽光発電を設置できる?メリットと費用を解説!
太陽光発電に興味はあるけど、費用対効果がイマイチ分からず設置までたどり着かない人もいるでしょう。政府も2050年までのカーボンニュートラルの実現に向けて、温室効果ガス削減を目標として掲げていますが、その達成の鍵として注目されているのが太陽光発電です。どのようなメリットがあるのかみていきましょう。
家庭での太陽光発電のメリット
政府が2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、省エネや二酸化炭素の排出実質ゼロを目指して取り組んでいますが、地球温暖化対策推進のために太陽光発電付の新築住宅が今後増えると予想されています。
それでは、実際太陽光発電を家庭で設置した場合は、どのようなメリットがあるのか紹介していきます。
光熱費の削減
太陽光発電で電気を創エネでき、発電した電気を自宅で利用できるために電気代がかからないのが魅力です。
電気代には、電力会社が再生可能エネルギーを買い取る際に発生する再生可能エネルギー発電促進賦課金が含まれていますが、再エネ賦課金の削減にもつながります。
電力の販売が可能
電気代の削減だけがメリットではありません。自宅で使いきれない電力は電力会社に販売することもできます。
再生可能エネルギーの普及促進を目的に制定されたFIT法によって、太陽光発電を設置した年から10年間は一定の金額で電力を販売することが可能です。
停電時も電気が利用可
災害などによって停電する場合でも、分電盤や周辺機器に問題なければ、電気の利用は問題ありません。
緊急時に電力が使えるのは大きなメリットでしょう。また、蓄電池とセットで利用すれば、昼に蓄えた電力を夜間利用することも可能です。
補助金利用も可
太陽光発電を設置するためには設置費用やメンテナンス費用がかかるため、設置を躊躇する人もいるでしょう。
太陽光発電単体での設置に関する補助金はすでに終了していますが、住宅で使う一次エネルギーの年間消費量がおおむねゼロの住宅を指すZEH住宅を新築する場合に太陽光発電の設置を検討している場合は申請できる補助金があります。
各自治体でもいろいろな補助金精度が用意されている場合があるため、検討している場合は事前に調べておきましょう。
環境にも人にも優しい暮らし
太陽光発電は二酸化炭素を発生させず発電でき、資源を枯渇させる心配もないため環境に優しい発電です。また屋根に設置した太陽光パネルが遮熱板の役割をしているため、夏は涼しく冬は暖かい住まいで人にも優しい暮らしが実現します。
太陽光発電システムの設置と費用
太陽光発電システムを設置するためには、太陽光パネルだけでなくパワーコンディショナーや架台などの設備が必要です。
屋根に設置した太陽光パネルに太陽光があたると発電する仕組みとなっていますが、太陽光パネルを載せるとして架台があります。また、電圧を調整し、家庭内で使える電気に変換する機械としてあるのがパワーコンディショナーです。
自家発電した電気を効率的に使用したいと考えている人は、昼に蓄えた電気を夜利用できる蓄電気の導入も考えておきましょう。太陽光発電の費用としては、メーカーや発電能力、太陽光パネルの枚数で異なり、太陽光パネルの量を増やすことで発電量も増えますが、その分設置費用も増えます。
設備や工事費用も含めたおおよその費用としては100万から150万円です。費用が高くて設置が難しいという人には、補助金を利用したり、海外メーカーで低価格の設備を検討したりするのもいいでしょう。また初期費用がかからないリースという方法もあり、月々1万円から借りられる場合もあります。
また、コストとしては定期的な点検が必要で、メンテナンス費用もかかります。太陽光発電の寿命としてはおおよそ20年ですが、効率よく発電するためにも4年に1度の定期点検がすすめられており、1度の点検で1万から2万円ほどです。
メンテナンスや点検に関しては、太陽光発電システムに触れると感電する危険や高所作業のため落下する危険などがあるため、必ず専門業者に依頼したほうがいいでしょう。パワーコンディショナーは寿命がおおよそ15年で、点検や交換で30万円ほどかかり、清掃費としても3万から6万円ほどかかります。
家庭での太陽光発電の管理と効果的な活用
新築を建てたエリアの気候は1年中太陽が出て、十分な電力量が得られるとは限りません。
冬などは日照時間も短く、くもりや雨の天候で太陽が出ない場合などは、発電量は低下するため、天候に左右されるといえます。そのため、天候や気温の影響を受けても問題ない電気量をつくることが可能かどうか事前にシミュレーションをしておくといいでしょう。
また夜など太陽がでないために発電はできませんが、そんな時にも活躍してくれるのが蓄電池です。太陽光発電システムだけでは発電ができても電気を貯めておくことができません。太陽光発電で発電した電気を蓄え、夜間や停電時に家に戻して使用するための設備として蓄電池があります。
電気料金の安い深夜に蓄電池に電気を充電し、電気代の高い日中から夜にかけて蓄電した電気を利用することで、電気代の削減も可能です。
まとめ
家庭に設置する太陽光発電について解説してきました。太陽光発電システムの導入にはコストがかかりますが、新築を建てる場合に設置することで補助金などを活用することも可能です。また電気代の削減や電力の販売も可能で、災害時に停電になる場合でも電気が利用できるなどのメリットも多くあります。コストとしては100万から150万ほどかかりますが、効果的に活用することでお得に利用することが可能です。
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引用元:https://kamiyasunplus.co.jp/solar/
株式会社神谷サンプラスは、太陽光事業を20年以上提供し続けている会社です。
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