こんな業者には気を付けよう!悪質な太陽光発電設置業者の特徴とは?
「悪徳業者に引っかかりたくない」「悪徳業者を見極める方法はないの?」と不安に思っている方も多いでしょう。太陽光発電の設置は安いものではないので、悪徳業者に引っかかるとより高額な費用を請求されてしまうことも。
そこで今回は悪質な太陽光発電設置業者の特徴と見極め方について詳しく紹介していきます。
もくじ
悪質な太陽光発電設置業者の特徴を理解しよう!
悪質な太陽光発電設置業者に引っかからないためにも、まずは特徴を理解しておく必要があります。はじめに悪徳業者の4つの特徴を見ていきましょう。
キャンペーンや期間限定などでお得感を煽る
悪徳業者の特徴の1つ目はキャンペーンやモニターなど、期間限定であることを執拗に煽ってくる業者です。悪徳業者は本来期間限定であるはずのキャンペーンを毎日のように行っています。
正当な営業をしても他社のサービスの質や価格で劣るからです。様々なサービス面で他社に劣っているからこそ、毎日のようにキャンペーンを行ってお客を騙そうとしています。
ちなみにキャンペーン中に契約したからといって、他社よりお得になる事は無いので注意しておきましょう。
電話や訪問などの営業を主体としている
2つ目は電話営業や訪問営業を毎日行っていることです。悪徳業者では何とかしてカモを見つけないといけないと思っているので、電話営業や訪問営業を頑張っています。
電話営業や訪問営業に回ってくる人は言葉の扱いが巧みなので、一対一に持ち込むことで自社製品の良さを売り込んでいきます。言葉巧みに誘ってくるので、冷静な判断が鈍りつい契約してしまうことも。
事前のアポイントもなく太陽光発電設置業者から電話営業や訪問営業が来た場合は、闇雲に話を聞かないことが大切ですね。
経験の浅い新入社員で構成されている
3つ目は新入社員でメンバーが構成されていることです。悪徳業者はブラック企業であることが多く、離職率がとても高いのが特徴となります。
悪質な太陽光発電設置業者は常に営業マンが入れ替わり、新しく入ってきた社員で構成されることが多いのです。営業に来る人が一年以内に変わるようなら、注意したほうがいいでしょう。
他社と比較することを拒む
4つ目は他の業者と比較をすることに抵抗感を示すことです。他社と比較検討させられると自分たちが負けるのが分かっているので、抵抗感を示すのです。
「もう少し他社と比較してから検討したいです」と言うと露骨に嫌悪感を示したり、必死になってその日のうちに契約を進めようとしたりします。比較検討する際に露骨に態度が変わるようであれば、注意しておいた方が良いでしょう。
太陽光発電で起こる詐欺トラブルとは?
国民生活センターに寄せられた相談
近年、太陽光発電システムの普及が急速に進んでいます。2022年度の住宅用太陽光発電導入件数は189,940件に達しました。しかし、国民生活センターには太陽光発電に関するトラブルが数多く寄せられています。
2022年度に国民生活センターに寄せられた相談件数は2,089件に上っています。そのうち、最も多いのは契約・解約をめぐるもので1,524件で、次いで多いのは販売方法で1,302件でした。価格や料金に関するもの、接客対応に関するもの、品質や法律、広告表示に関するものと続きます。
よくある相談内容
太陽光発電に関する詐欺的な事案を見てみましょう。
・不正確な説明や過剰な説明があった
・詐欺的な勧誘方法だった
・施工がずさんだった
・お金を受け取った後、音信不通になってしまった
顧客をだまし、経済的メリットが大きいかのように説明するのは詐欺的な販売手法です。そういった説明の一つに、売電価格の過大な見積もりがあります。国民生活センターに寄せられた相談では、売電で約2万円のローンが返済できるという触れ込みだったが、実際には付き1万円の売電収入しか得られなかったといった事例があります。
あるいは、メンテナンス不要であるとしてランニングコストがほぼかからないかのような説明をされたという事例もありました。太陽光発電設備はメンテナンスが必要であり、パワーコンディショナーであれば10年前後、太陽光パネルも15年前後で交換の時期を迎えます。
決して、メンテナンスが永久不要というわけではありません。メンテナンス不要という触れ込みであれば、詐欺といっても差し支えないでしょう。
勧誘方法が強引で迷惑だったという相談もあります。「今ならキャンペーン期間中だから」といって「考えます」と言っても引き下がらずに強引に契約を取ろうとした事例がありました。実際はキャンペーンなどではなく、割高な料金を請求されているかもしれません。そういった詐欺的な勧誘を防ぐには、はっきりと「いらない」と断ることも大事です。
厳密には詐欺ではありませんが、施工技術が未熟であるにもかかわらず太陽光発電設備を設置して、家屋に傷をつけて雨漏りの原因を作ってしまう業者もいます。詐欺的な工事に巻き込まれないためには、メーカーごとの「施工ID」の有無を確認しましょう。
最も困るのは代金を受け取った後に音信不通となって姿をくらましてしまう事例です。音信不通になるということは、最初からお金をだまし取ることが目的といわれてもやむを得ない状況です。
もしかしたら、計画的な倒産を考えていた可能性もあります。あまりにも安すぎる工事価格の設定や過剰なサービスを提示してくる業者の場合、十分注意する必要があるでしょう。
詐欺にあわないためにはどうするべき?
詐欺トラブルに合わないためにはどうするべきでしょうか。価格面に疑問があるときは相見積もりをとるべきです。複数業者に見積もりを依頼することで、業者の提示している価格が妥当なものであるかどうか見極められます。
すぐに契約しないことも大切です。キャンペーンの期限切れ間近であることや早めに契約するとお得であることをアピールして早急に契約に持ち込もうとする業者は、詐欺である可能性があります。どのようなメリットを提示されたとしても、すぐに契約せずじっくり考えることが大切です。
悪質な太陽光発電設置業者を見極める方法とは?
次に悪質な太陽光発電設置業者を見極める方法を紹介します。
名刺などを渡さない
1つ目は名刺を渡さないこと。悪質業者は自分たちの素性を知られるのを恐れているので、名刺を渡そうとしません。
名刺を渡さずにいきなり説明に入るようであれば、悪徳業者だと判断しても良いでしょう。
その場の契約を求めてくる
2つ目は即決判断を求めてくることです。上記でお伝えしたように悪徳業者は比較検討されるのを嫌います。
その日のうちに契約したいと思っているので、即決判断を求めてきます。しかも、契約するまでなかなか帰らないので、あまりにもひどければ警察への通報も考えた方が良いでしょう。
知識が乏しい
3つ目は太陽光発電についての知識が乏しいことです。悪徳業者はとにかく商品を売ろうとしているので、知識が乏しいです。
こちらから質問した場合に言葉を濁す、別の話題にもっていくようであれば、注意しておいた方が良いでしょう。
見積もりが詳細ではない
4つ目は見積もりが怪しいことです。見積もりに項目別費用が書かれていない場合は注意してください。
そのため、事前に詳細を確認しておくとよいでしょう。
違約金が発生すると言われる
5つ目は「断るなら違約金を払ってください」と脅迫することです。たとえ契約して断ったとしても、違約金は発生しません。
違約金は手付金の放棄で補填されるので、騙されないように注意してください。脅迫されるようであれば警察へ通報したほうが、迅速に対処してもらえますよ。
太陽光発電の悪質業者に騙されないための対策
太陽光発電の普及が進んでおり、同時に詐欺行為で騙されてしまう方も増えています。太陽光発電で騙されないための対策は「販売業者の口コミを確認する」「相見積もりを取る」「消費者ホットラインに相談する」「その場で契約しない」の4つがあります。
ここでは、それぞれの対策について詳しく紹介します。
販売業者の口コミを確認する
太陽光発電の悪徳業者の特徴は、太陽光発電のメリットばかりを説明してきたり、限定価格を提案して購入を急かしたりするので注意が必要です。太陽光発電の設置で騙されないようにするためには、顧客の口コミや評判などをチェックしましょう。
販売業者の口コミや実績を確認することで、太陽光発電の設置やメンテナンスを依頼する上で信頼できる業者かどうかを判断できます。顧客の口コミをチェックすることで、実際の現場での対応力やサポートなどを知れるので、質の高い業者を選べる可能性が高くなるでしょう。
そのため、太陽光発電の依頼する業者を選ぶ際は、事前に販売業者の実績や口コミをチェックして、良い口コミが多い業者を選ぶようにするのがおすすめです。
相見積もりを取る
太陽光発電の購入を検討する際には、いくつかの業者から相見積もりを取った方がいいでしょう。複数の業者に見積もりを依頼することで、知識がなくても太陽光発電の相場価格を知ることができ、業者ごとの実績や評価を比較できるからです。
相見積もりを取ると、価格の差が大きかったり、業者の実績や口コミに差がある場合は悪質業者だったりと見分けられます。そのため、太陽光発電の購入を検討する際は、相見積もりを取って比較検討することをおすすめします。
太陽光発電を購入する際は、料金面や口コミの評判を確認して1番条件が良く信頼性の高い業者を選ぶようにしましょう。
消費者ホットラインに相談する
太陽光発電の悪質業者に騙されないために、消費者ホットラインに相談するのがおすすめです。消費者ホットラインでは、太陽光発電のトラブルなどを解決するためのアドバイスや仲介を行っています。
消費者ホットラインの「188」に電話すると、日本全国の相談窓口を案内してくれて、地域ごとに適切なアドバイスやサポートを受けられるので安心です。太陽光発電の契約を検討する際は、事前に消費者ホットラインに相談して、設置業者がしっかりした技術を持っているか信頼できる業者なのかアドバイスをもらうようにしましょう。
その場で契約しない
訪問販売や電話などで、太陽光発電の購入を急かされる場合がありますが、その場で判断せずに検討する時間を作るのがおすすめです。なぜなら、電話営業や販売業者が自宅に訪問してきて、強引な勧誘やウソの話をされて契約してしまう方が多いからです。
悪質業者の特徴は、飛び込みで訪問営業にきたり、検討する時間を与えずに契約を急かしたりする傾向があります。太陽光発電は決して安い買い物ではなく、設置すると25年以上は使用するのですぐには取り外せません。
太陽光発電を購入して後悔しないためにも、訪問販売や電話営業などでその場で決めてしまうのは危険です。どんなにいい話だと思っても、一度は検討する時間を設けて冷静な状態で判断するのが重要です。
太陽光発電の悪徳業者に騙されてしまった際の対処法
知識がなかったり、わかっていても太陽光発電の悪徳業者に騙されたりしてしまう方もいるでしょう。悪徳業者に騙されてしまった際の対処法は「国民生活センターか法律の専門家に相談する」「クーリングオフを活用する」です。
もし騙されてしまったとしても、焦らずに取れる行動を取っていきましょう。ここでは、悪徳業者に騙されてしまった際の対処法について詳しく紹介します。
国民生活センターか法律の専門家に相談する
太陽光発電の詐欺に巻き込まれてしまった際には、国民生活センターか法律の専門家に相談するのがおすすめです。国民生活センターは、消費者トラブルのアドバイスや対応方法などをアドバイスする窓口で、特に太陽光発電に関してのトラブルに注意を呼びかけています。
一方で、法律の専門家は法的な知識を持っているので、アドバイスはもちろん法の代理人としても対応可能です。太陽光発電の詐欺被害は、専門的な知識がないと自力で解決するのは難しいでしょう。
太陽光発電のトラブルに関しての知識がなく救済制度を知らない方だと、余計な損害を被る可能性があります。そのため、太陽光発電トラブルに遭った場合は、国民生活センターか法律の専門家に相談するのが重要です。
一度冷静になって国民生活センターか法律の専門家にアドバイスをもらい、適切な対処を行っていくようにしましょう。
クーリングオフを活用する
太陽光発電を強引に契約させられてしまった場合は、クーリングオフ制度が利用できます。契約書を交わした日から、8日間以内であればキャンセルすることが可能です。
契約後に騙されていたことに気付いたら、泣き寝入りせずに取れる対策があるか調べて行動することが大切です。また、クーリングオフの期限が過ぎていたとしても対応してくれる場合があるので、まずは法律の専門家や国民生活センターに相談してみましょう。
信頼できる太陽光発電設置業者を見つけるためには?
「どうしたら信頼できる太陽光発電設置業者を見つけられるの?」と考えている方も多いでしょう。信頼できる太陽光発電設置業者を見つけるためには、実際に太陽光発電を設置した人の口コミを参考にするのがおすすめです。
どの業者も利益を上げようとしているので、営業活動を行っています。そうなるとどの業者が信頼できるか、わからなくなってしまいますよね。実際に太陽光発電を設置した人の口コミなら、業者の強みや特徴、説明のしかた、施工時の対応、アフターケアなどリアルな情報を得られます。
今回は、悪質な太陽光発電設置業者の特徴や見極め方を紹介しました。悪質な業者に引っかかると高額な費用を請求されてしまうこともあります。その後の対応も面倒ですし、心身ともにストレスを感じます。
せっかく太陽光発電を設置するなら優良業者に依頼して、気持ちよく設置を進めたいですよね。悪質業者に引っかからないためにも、今回紹介した見極め方でチェックしてみてください。
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引用元:https://kamiyasunplus.co.jp/solar/
株式会社神谷サンプラスは、太陽光事業を20年以上提供し続けている会社です。
住宅に関する様々な事業を展開し、創業70年以上の豊富な実績とノウハウで多角的な提案を行います。
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