放っておくと故障の原因にも?太陽光発電システムの糞害対策について解説!
糞害が太陽光発電にもたらす悪影響とはなんでしょうか?システムの故障や発電が困難になるなど、汚いでは済まない糞害は何とかしたいものです。この記事では、具体的な悪影響から、自分でできる糞害対策、糞害除去は専門業者に頼めるかなど、順番に解説していきたいと思います。5分ほどで読めますので、最後まで読んでいただければと思います。
鳥の糞害によって生じる太陽光発電システムへの悪影響
鳥の糞害によって生じる、太陽光発電システムへの悪影響はどんなものがあるのでしょうか?大別すると、見える被害と見えない被害の2種類になります。見える被害とは、パネル上のこびりついた糞です。もう一方の見えない被害ですが、これがなかなか厄介です。この項目では鳥の糞が太陽光システムに及ぼす悪影響について、説明していきます。
では、最初に見える被害から説明します。糞が太陽光パネルにベッタリつく被害のことで、白いペンキをかけたみたいな汚れが特徴的です。そもそも太陽光パネルは、ある程度の被害を想定し対策もしております。パネル全体にコーティング加工がされており、傾斜もついています。雨などが降れば洗い流してもくれるでしょう。
しかし、設置場所の環境から傾斜がないケースもありますので注意が必要です。また、雨量が少ない季節や地域の問題も関係してきます。コーティングされていても糞が乾燥してしまえば、雨水ではキレイになることはなく、ホットスポットという怖いケースにもなりかねません。
さらに一番困るのは、汚れによる発電効率の低下です。パネル全面に太陽の光が当たって、発電するのですが、鳥の糞で遮られた部分は発電が困難になります。よって、定期的な清掃が必要といえるでしょう。次は見えない被害です。太陽光発電パネルは屋根に設置するのですが、屋根瓦と少し隙間があります。そこに巣を作り、餌や糞が蓄積してしまうケースも考えられるので、対策が必要不可欠です。
さらに糞には、病原菌やアレルギー物質が含まれているので、衛生的にもよくありません。それ以外にも配線関係は、パネルの裏側にはられており、鳥のくちばしなどでそれをつっついてしまうと、破れてしまい故障の原因になってしまいます。もし、鳥が屋根に住んでいるようなら、早いタイミングで、業者に依頼することをオススメします。
太陽光発電システムの具体的な糞害対策
結論から申しますと、糞害対策はマストです。対策しないと鳥のやりたい放題、屋根の上は鳥の王国になりかねません。庭先に集まる野良猫もそうですが、対策するのとしないのとでは雲泥の差なので、糞だらけになる前に対策をしてください。この項目では個人で糞害対策する場合、具体的にどのような方法があるのかを簡単に紹介していきます。
防鳥ネットの設置
最初に紹介するのは、防鳥ネットです。種類もさまざまで、取り付け金具や接着剤も最初から付属されているタイプもあるので、とてもありがたいです。パネルと屋根の隙間に鳥が侵入できなくなっており、巣を作ったりすることを防ぎます。しかし、取り付けるタイプによっては、保証が効かなくなるケースもあるので、購入した業者に確認することをオススメします。
電気柵、電気ショックの設置
次に電気柵、電気ショックです。こちらは、飛来してきた鳥に電気ショックを与え「ここは危険な場所だ」と鳥に警告する装置です。鳥は住みついたら、その場所にとても執着する傾向が強いため、この対策はかなり効果が望めます。しかし、かなり高額なので、業者に依頼する方が安いかもしれません。
忌避剤の使用
もっとも安価で購入することができ、使いやすい糞害対策といえます。固形タイプ、スプレータイプ、ジェルタイプと使用する場所によって使いわけができます。しかし、持続性に乏しく何度も使用する必要があるので、面倒くさがりの人には不向きです。また、その都度危険が伴うこともデメリットですよね。
以上の理由からわかるように糞害対策はマストです。しかし、自分で糞害対策や駆除などを行う場合、気をつける点がいくつかあります。
・高所作業で落下の危険性が少なからずある
・鳥の糞には、病原体やアレルギー物質があるので、吸い込むと危険
・鳥の駆除は無許可ではできない
この3点は注意が必要です。とくに、鳥の駆除は許可が無くてはできません。どうしても自力でしたいのなら、事前に市町村や自治体に申請することを忘れてはいけません。仮に、このすべての注意点をクリアし、自分で駆除に成功してもまた鳥に狙われるケースもしばしばあります。
太陽光発電システムの糞害除去は専門業者に依頼するのがおすすめ
もし、本気で鳥の駆除をしたいなら、専門業者に依頼するのがおすすめです。なぜなら、自力での糞害対策は安価で済みますが、それ以上のデメリットを伴うからです。危険な高所作業、再発、面倒な自治体への申請などです。
しかし、専門業者に依頼することで、このデメリットはすべて解決されます。「鳥の駆除は、業者に依頼したらいくらぐらいかかるの?」なんて声も聞こえてきそうですね。相場ですが費用は3〜7万円です。電気柵や電気ショックを設置するよりも少し安いかもしれません。
それに加えて、再発の確率はグンっと下がります。専門業者に依頼した場合
・相談、調査、見積もり
・鳥の駆除
・駆除後、屋根の清掃
・再発予防
と、このような流れで作業してくれます。最後の再発予防は業者ならではです。自力で駆除した場合費用は安く抑えられますが、高所作業が多く危険であり、再発する確率が高いです。業者に頼めば、費用はかかりますが、すべてお任せなので、安心安全です。また、業者によっては即日対応も可能なので、鳥の糞害で困っているなら、専門業者に依頼するのがオススメです。
まとめ
今回は、太陽光発電システムの糞害対策について簡単に解説してきました。「こんなことなら太陽光発電システムは必要ない」「設置するのはいいけど、あとあと面倒だなぁ」なんて思っていませんか?そんなことはありません、太陽光発電システムのメリットは数多くあります。自然のエネルギーを利用することで、電気代を節約できたり停電時も活躍したり、なにより環境にやさしいです。もし糞害に困っているなら、迷わず専門業者に依頼することをオススメします。
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引用元:https://kamiyasunplus.co.jp/solar/
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