太陽光発電と蓄電池を一緒に導入するメリットとは?デメリットも確認!
太陽光発電について調べていくうちに、蓄電池の存在を知った人もいるのではないでしょうか。蓄電池を太陽光発電と一緒に導入すれば、太陽光発電のよさをさらに活かしてくれます。今回の記事では、太陽光発電と蓄電池を導入するメリット・デメリットを解説しましょう。蓄電池の設置を検討している人は、この記事を参考にしてください。
蓄電池の種類はどのようなものがある?
蓄電池は充電池とも呼ばれ、その名のとおり、充電して繰り返し使用できる電池のことです。鉛蓄電池、NAS電池、ニッケル・水素電池、リチウムイオン電池の4つが主流となっています。聞きなれない名前ですが、携帯電話の電池パックやノートパソコンのバッテリーパック、自動車のバッテリーなども蓄電池の一種で、私たちの身近でもたくさん活躍しているのです。
太陽光発電と併用する蓄電池とは
太陽光発電と一緒に導入されるのは、工事不要ですぐに使えるコンセントタイプと、配線工事が必要な系統連系タイプの2種類のリチウムイオン電池があります。コンセントタイプは、モバイルバッテリーをイメージするとわかりやすいでしょう。本体をコンセントに差して充電しておき、その電気を放電して活用するのです。スマホやパソコン、テレビなどのコンセントを本体につないで利用します。系統連系タイプは、冷蔵庫や照明機器などの特定の家電にあらかじめ接続しておき、停電時には蓄電池と連携して利用できるようになる仕組みです。スムーズに連携できるため、非常時に慌てる必要はありません。
太陽光発電と蓄電池をセットで設置するメリット
太陽光発電システムには電気を溜める機能はついていません。そのため、夜間や天気の悪い日、停電時にも作った電気を使えるように、いったん電気を保存する役割を蓄電池が担っているのです。
昼間の電気を夜間や雨の日に使える
太陽光発電は太陽の光を吸収して発電し、家庭で利用できる仕組みです。雨の日や夜間には発電できないので、電力会社から電気を購入することになるでしょう。せっかく自家発電できるシステムを取り入れたのに、電気を購入するのはもったいないと感じるものでしょう。そこで発電した電気を蓄電池で保存し、効率よく電気を利用できるようにしているのです。
昼間に発電した電気を無駄なく使用することで、電気料金を抑えて節約できます。それでも余った電気は電力会社に売ることができ、設置時の費用をより早く回収できる可能性もあるでしょう。電力会社からの電気に頼らず、足りない分だけ電気を購入するスタイルに変更できます。
停電時の自家発電として
近年、台風や豪雨災害が多く発生し、毎年のようにどこかで停電しているのが現状です。防災グッズとして、大量の電池やろうそくを揃えている人もいるでしょう。しかし乾電池では冷蔵庫、エアコンなどの大型家電は動かせません。ろうそくはやけどや火事の危険もあり、敬遠されることもあるでしょう。蓄電池なら、猛暑時でもエアコンや冷蔵庫を使用でき、快適に生活できます。小さな子どもや高齢者のいる家庭では、電気のない生活は命に関わる問題に発展する可能性があるでしょう。加えてコロナ渦での避難所生活は、感染のリスクも伴います。自家発電はもしもの時に強力な役割を果たしてくれるでしょう。
太陽光発電と蓄電池をセットで設置するデメリット
メリットばかりに目がいきがちですが、少なからずデメリットもあります。知識を深めて、失敗のないように導入を検討しましょう。
初期費用が高額
容量や機能などのスペックにもよりますが、100万円以上が相場です。補助金制度を設けている自治体もありますが、補助金の上限や募集期間が定められているため、早めにホームページなどをチェックしておきましょう。施工会社によっては、補助金制度の申請も代行してくれます。本体価格以外に、工事費などの諸経費もかかるでしょう。どんぶり勘定の見積ではなく、細かい内訳を提示してくれる業者を選ぶことが大切です。
充電回数に限りがある
繰り返し充放電できるとはいっても、無限ではありません。メーカーや製品にもよりますが、約6~10年、回数にして4000回ほどが目安です。充放電を繰り返すことで少しずつ劣化していくため、突然の故障も考えられます。しかし蓄電池にもメーカー保証があり、短期間での故障であれば無償修理や交換してもらえることもあるのです。購入前に必ず確認しておきましょう。
置き場所の確保
基本的に蓄電池は屋外に設置します。エアコンの室外機ほどの大きさで、暑すぎず寒すぎない場所に置くのが理想です。海の近くで塩害が予想される場所、振動を受ける場所などには設置できません。置き場所の確保は意外に厳しく、条件に合わない場所への設置は寿命を縮め、メーカー保証の適用外となることもあります。事前に調査してもらうと安心です。
災害での停電被害が顕著になる昨今では、自分と家族の命を守るため、自家発電へのニーズも高まっています。発電した電気を無駄なく使え、節電意識も高まります。もしもの時に備えて、蓄電池の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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引用元:https://kamiyasunplus.co.jp/solar/
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